夜の唄

作詞:後藤遼
作曲:溝部慎介

あー 君が考えてること全然わからない
僕が思うに君とはわかり合えない

裸足で歩きまわって月をつかまえた
夜が更けるほど小さく 小さく 小さくなった

暇さえあれば電話をかけてさ
知らない国の言葉ずっと話してた

油で揚げたトカゲをかじって
誰にも言えないようなセリフ探してた

月の夢
君がいない

もう会えない気がする
夜に唄ってた

いいことあれば紅茶を飲むのさ
やなことあったらコーヒー飲むのさ

傘が無ければ雨に打たれよう
いっそ夜の淵で雨を降らせよう

夜の雨
君はどこ

もう会えない気がする
雨に溶けちゃった

濡れた唇 淫らな足
「なんて夜なの!」
思いの丈を言葉にして
唄えたら 唄えたら

もう二度と会えない
月に吠えちゃった

夜に唄えば月に雨が降る
雨が上がって君はどこで 誰と 何してるんだろう

(2011.6)